将棋で初段になるためにはどの棋書を参考にすればいいんだろう。
最近将棋ウォーズで初段になることができました。
今回は将棋ウォーズで初段になるために購入した本の中で
初段になるために参考になったなと感じた棋書と
これは買わなくてもよかったかなーと感じた棋書
たくさん出会ってきました。
今回は効率よく初段になるために参考になった本を紹介したいと思います。
私自身初段になることができたので、間違いは少ないんじゃないかなと思います!
紹介している順番に読んでいくと、より良いのかなと。
この記事を見れば
- 初段になるための必要な棋書が分かる
- 棋書を選ぶ時間を短縮できる
- 必要のない本を買わないことで費用を削減できる
Contents
3手詰ハンドブック
なぜ必要?
勝つためには最終的に相手の玉を詰ます必要がありますね。
3手詰を解けるように練習すると、頭の中で駒を動かす練習にとても良いです。
3手詰の形を覚えられるし、初心者の人が頭の中で駒を動かす練習に最適だなと思いますね。
読んでみて
初めて全て解いたときは、1週間くらいかかりました。
1時間くらいやってると集中力が切れてくるんですよね(笑)
それにしても時間かかりすぎだなと。
慣れてくると数時間で200問解けるようになりました。
棋士の伊藤真吾先生が5分くらいで全て解く動画があって
速すぎて衝撃を受けました(笑)
間違ったところや、今まで何周したんだとわかるようにしておくとモチベーションのアップにつながったりしたので、そういった工夫をするとより面白いかもしれません。
本に書いてある将棋の図に慣れることができたのも
この本のおかげだと思っています!
藤井猛の攻めの基本戦略
なぜ必要?
将棋の攻めの基本が載っている本はこれしかないです!
特に↓がわかりやすくまとめてあるのが魅力。
- 数の攻めの考え方
- と金の重要性
- 動けない駒を攻める
- 拠点作り
読んでみて
拠点やガジガジ攻めの内容を細かく書かれている本はこれしかないと思ってます。
攻め駒の動かし方から書いてあるので初心者にもおすすめです。
拠点と言われると、歩を使った攻めと思いつくのですが
この攻めで勝負が決まることもあるのでとても大事な攻め方の1つだと思っています。
ただ、初心者のとき聞いても、何だその専門用語?とわかりませんでした。
この本を読むとかなり詳しく説明されているのでかなり棋力アップにつながったと思います。
- 将棋の攻め方の基本を勉強したい人
寄せの手筋200
なぜ必要?
終盤に指せばいい手が思いつくようになるので必要。
これから何したらいいんだろう?っていうことが実践で少なくなるので
確実に相手玉に迫ることができるようになり、勝率アップ間違いなしです。
読んでみて
基本問題と応用問題があるので、初段になるまでは基本問題だけでいいと思います。
自分がそうでしたので、間違いないはず。
相手玉に確実に迫れる手を指せたり、イメージして指すことは本当に楽しいですよ。
- 終盤の寄せのイメージができるので終盤の棋力アップにつながる
羽生の法則1歩・金銀の手筋
なぜ必要?
歩の手筋がこの本を見たらほとんど載っているからです!
実践で歩の手筋ってかなり頻出します。
知っているか知らないかでは、勝率が全然違うので覚えるべきです。
1局で使わないことってほとんど無いんじゃないかな?
金、銀の手筋も重要ですが、歩の手筋だけでも読むといいと思います。
読んでみて
ページの見開きで手筋の内容が書かれていて、読む時間が少ない場合でも問題なく読み進められて楽しい。
手筋の本は覚えるだけで対局ですぐに使えるようになるので、次の対局がとても楽しみになりますね。
初段以降でも間違いなく使用するスキルです。
- 歩の手筋がわかることで中・終盤力の棋力アップにつながる
実践で使える1手必死
なぜ必要?
考えた手が必死になっているか確認するのが意外と難しい。
詰めろを解くために合い駒したり、玉を逃げたり。
併せて受けの練習になるのでかなり勉強になります。
読んでみて
1手必死は意外と頭の中で駒を動かす練習になるんですよ。
最初は1手だからすぐ解き終わるかなーと思ったけど大間違いでした。
選択形式になっているので、わかりやすくオススメ。
- 頭の中で駒を動かす練習になる
- 必至の形を覚えることができる
- 受けの練習になる
四間飛車を指しこなす本
なぜ必要?
序盤は相手の戦法に合わせて、互角または有利になるように駒組や受けをしなければいけません。
四間飛車の基本とされる序盤の動き方が1手ずつ、わかりやすくまとめられています。四間飛車党の方は誰もが読む棋書ではないでしょうか。
読んでみて
四間飛車の基本的な定石を一手ずつ解説してあるので初心者にとてもわかりやすい
ただし、解説が長いので、途中から読み直すときに時間が空いていると章の最初から読み直さないと意味が分かりにくかったので
まとまった時間があるときに読むのがオススメ。
- 相手の戦法に合わせて序盤と中盤の対応ができるようになる
3手詰めハンドブック2
なぜ必要?
3手詰ハンドブックだと物足りなくなってきたときに必要かなと。
読んでみて
3手詰めハンドブックを覚えるくらいやっていたらすんなり解き終わってしまってびっくりした思い出。
周を重ねると確実に自信につながりますよ!
- 3手詰ハンドブックを覚えてしまった人
- 3手詰をたくさん解きたい人
石田流を指しこなす本【相振り飛車編】
なぜ必要?
相振り飛車相手の攻め方の参考になります。
相振り飛車で戦う時は、攻めの手を知っているか知らないかじゃ雲泥の差で、攻める手がかりがわからないときって本当に何もできないですよね。
この本を読めば相振り飛車の場合は、石田流で戦おう!ってかなり前向きになれたのでオススメ入り!
相振り飛車ってつまらないな・・・っていう気持ちがなくなったので買う価値があったと思います。
読んでみて
やはり相振り飛車なので、相手のスキの狙い方はシビアだったり難しいと思います。だけど知っているだけでその1局が全く異なるものになるのでこの本を買って勉強できてよかったと私は思います。
- 相振り飛車で優位に戦いたい人
- 相振り飛車を石田流で戦いたい人
パワーアップシリーズ 5手詰将棋
なぜ必要?
3手詰めを一通り解き終わって、さらにブラッシュアップしたい人に必要ですね!
初段を目指す人は大体5手詰め程度を解けるように練習しているといわれています。
多分3手詰めを解き終わるころには1級~初段になっていると思いますね。
読んでみて
5手詰となると結構難しいんだろうなーと思うんですが序盤は解きやすい問題が続きます。
途中からレベルが上がってくるのでかなり充実感があります。
最初に5手詰本を買うならこれが間違いないでしょうね!
他の5手詰の棋書はレベルが高いんですよね・・・
- 初めての5手詰本を探している人向け
初段になるために必要ではなかった本
本屋に行くと自然と将棋本コーナーに目が行ってしまっていろんな棋書に目移りしてしまうんですよね(笑)
で、立ち読みしてみて、これいいっ!買おう!って買ってみて
読み始めると・・・あれ?なんか違うな?って。
そして読まずに積まれていく本達。(笑)
あくまでも初段になるためには買う必要はなかったなと思う本を紹介していきます。
将棋初段の常識手筋 / 将棋序・中盤のコツ
必要ではなかった理由
居飛車の戦法を使用しているときの手筋も多く書いてあるからです。
私は振り飛車党なので、居飛車の戦法で戦っているときに頻出する手筋が多く載っている棋書だと、あまり参考になりませんでした。
読んでいてもテンションが下がってしまったんですよね。
居飛車も振り飛車も指すハイブリッドな方には良いと思います。
- 振り飛車と居飛車両方の手筋が書いてあるので、参考にならない内容がある
5手詰めハンドブック
必要ではなかった理由
これは意外だったかもしれません。
ただこれちょっと難しかったんですよね・・・(笑)
考えて分からず、回答見て勉強するけど、実践で出るというより詰将棋としての作品を見ている気分になる。自分だけかな?
初段を目指すという目的なら必須ではないと思います。
難易度高めの5手詰を求めている方にはオススメできる本です。
- 5手詰の難易度が高い
参考になれば幸いです、では。