高級腕時計を買おうと思うけど注意した方がいい所ってあるのかな
腕時計を買うにあたって抑えておきたいポイントがあります。
- クオーツ式のメリット・デメリット
- 機械式のメリット・デメリット
- 腕時計の機能
腕時計ブランドはモデルによってどういう意図を持って設計されているかが全く違います。
コンセプト例
- ダイバーズウォッチ 高い水圧に耐えられる設計
- クロノグラフ 高精度なタイムを測るために設計
そのコンセプトを気に入って購入するのはとてもいいと思います。
ただ、全く不必要なパーツに振り回されてお金が掛かったりする可能性があるのでそれは避けたいです。
そのような腕時計の疑問をまとめましたので解説してきます。
機械式とクォーツ式
機械式とクォーツ式をすごく簡単に説明すると動力がゼンマイを巻いてアナログに動いているか、電池でデジタルで動いているのかの違いです。
あの高級腕時計はゼンマイを巻いて動いているのかと考えるとびっくりしますよね。
あれ全部自分で巻いてるんですよ。
しかもその巻いたゼンマイが正確に時刻を表しているってとてもすごいと思いませんか?
もちろんメリットとデメリットがあるので紹介します。
クォーツ式のメリット
時刻が正確
クオーツ式はゼンマイではなく電池で動いています。
腕時計内部に組み込まれたクォーツ(水晶振動子)に電圧を加えることで振動を得ることができます。
この振動を電子回路で読み取り正確な時刻を表示します。
クォーツの振動がとても正確なので、時計の狂いもわずかとなります。
その精度は月に10~20秒前後ズレる程度なので、必ず決められた時間を知る必要がある場合はクォーツ式がとても便利です。
価格が安い
クォーツ式は機械式に比べると内部構造がシンプルなので、大量生産が可能です。
需要が供給を上回るといったことがないのでプレミア価格がつくこともほとんどありません。
長期間使用しなくてもすぐに使用できる
クォーツ式は電池で動くのでいつでもすぐに使用することができて、時刻も狂いがありません。
クォーツ式のデメリット
売却する時に値段が安い
需要が供給を上回るといったことがないのでプレミア価格がつくこともほとんどありません。
寿命がある
クオーツ式は寿命があります、内部のコイルが壊れてしまうと使用できなくなります。
機械式のメリット
売却する時に値段が高い
機械式は全て機械パーツがゼンマイの力で動いているので、とても精巧に作られた機械なので一種の工芸品のような扱いをされています。
そのため、欲しいと思う人が多く値段が落ちにくいです。
またその売却する時に値段が高いので資産価値として持っている人もいます。
高級腕時計の中古相場は年々上がっており、資産として持つという選択肢もあります。
パーツ交換により半永久的に使用できる
電池等を使用していないので、パーツを交換やメンテナンスを繰り返すことで完全に壊れてしまうということはありません。
一生ものとして使用することができます。
プレミア値が付くことがある
有名なロレックス:デイトナや、パティックフィリップ:ノーチラス
は世界中で人気があり、その人気の高さから新品の腕時計が正規店に並ぶことはなく生産終了となってしまうケースがありました。
オークションや中古で販売されるときに購入することができるのですが、定価より何十倍も高い値段がついていることが当たり前となっています。
最近では年が経つごとに中古相場価値が上がっている腕時計も多々あります。
愛着が湧く
機械式の場合毎日ゼンマイを回さなければいけません。
ちょっと手間ですが、腕時計を考えることが増えれば増えるほど愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
機械式のデメリット
クオーツ式に比べると購入時の値段が高い
機械式はその精巧な作りから、大量生産ができません。
お店に並ぶ数も限りがあるので、需要に対して供給が追いつかず、値段が高くなりやすいです。
オーバーホール等のメンテナンスが必要
機械式はたくさんのパーツから作られており、ゼンマイの力で動かしているのでメンテナンスが欠かせません。
腕時計を使用していると内部のオイルが劣化するので注油を行ったり、金属が同士が触れる箇所は鉄粉が出るので清掃を行います。
怠ってしまうと、普通は掛からないところに負担がかかり時刻のズレや故障を起こす可能性があります。
長期間動かさないと壊れる恐れがある
3ヶ月以上動かさずに放置していると、内部の潤滑油が固まってしまい上手く時計が動かなくなってしまう恐れがあります。
少なくとも3ヶ月に1回はゼンマイをフルで巻いて動かすようにしましょう。
使用するのにゼンマイを巻く必要がある
機械式腕時計はゼンマイを動力としているので、ゼンマイを巻かなければ動きません。
使用するときはゼンマイを巻いて時刻を合わせる必要があり、少し手間がかかりますね。
ゼンマイを巻く作業がどうしても面倒という方はワインダーという商品がありますのでそれを使用してみてください。
磁気を発する機器の近くに置くと故障する恐れがある
磁場を発する機器の上に機械式腕時計を置いてしまうと磁気をまとってしまい、時計にとって悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
- パソコンの上
- スマートフォンの近く
- スピーカーの上 等
あまり几帳面になる必要はないですが、意識することを心がけましょう。
機能面に気を付ける
腕時計の機能面についてまとめました。
クロノグラフ機能
見た目がスポーティでとてもかっこよく、機械式のクロノグラフは精巧な作りと複雑な構造になっているところに魅力があります。
そういったところを好きになっているユーザーは多いはずです。
ですが、実際にストップウォッチ機能を使ったことがある人は少ないのではないでしょうか。
機械式のクロノグラフは内部構造が複雑なので、オーバーホール料金が通常より高い場合が多いです。
カレンダー機能
普段使いする腕時計でカレンダー機能が有った場合、何か書類を書く時にカレンダーを確認できるのは非常に便利がいいと思います。
ただしちょっと注意が必要で、デイト、デイデイトを使用した方はわかると思いますが
毎月の曜日設定はかなり手間に思える場面もあります。
セカンドウォッチで使用する場合など、期間が開いて使用する時にカレンダーがあっていないとちょっと気持ちが萎えてしまうっていうことがあります。
大深度防水機能
腕時計には防水性能が備わっていることが多いです。
日常防水の場合、土砂降りの雨に当たる場合や、シャワー使用時に着用することは避けましょう。壊れる可能性があります。
100m防水の場合、普段使いで水に濡れる程度は問題なしと考えていい機能だと思います
200m防水の場合、マリンスポーツなど完全に水没させるシーンが有っても問題ないと思います。
しかし、300mましてや1000mで使用する機会がある人はほとんどいないと思います。ヘリウムガス排出バルブを装備しているモデルもありますが、飽和潜水(深海での潜水)を行う人以外は全く必要がないです。
飽和潜水をする際は、減圧症を防ぐためにヘリウム混合ガスを使用して呼吸をします。
そのヘリウム混合ガスを使用しているときに、腕時計内部ににヘリウムガスが入ってしまいます。
その状態で浮上し、水圧から開放されるときに気圧変化で腕時計内部のヘリウムが膨張し腕時計が破損してしまいます。
これを防ぐ機能がヘリウムガス排出バルブとなります。
絶対使用しませんよね?w
オーバーホールや故障したときに無駄にお金がかかってしまいます。
GMT機能
時差が時間単位でずれている場合は絶大な効果を発揮します。
ですが、国によっては分単位でずれている場合があるので、
そのような場合は使用しづらいと思います。
終わりに
いかがだったでしょうか。
振り返ってみると機械式は結構手間が掛かるんだなぁと思いました。
ただ、内部の作りを理解して使用するとかなり愛着が湧きますね!
腕時計を購入する際には、よく考えると不必要な機能だったりすることを考慮すると選択しが増えてくると思います。
デザイン性、機能性を甘味した内容で自分に合った腕時計を見つけられるといいですね。
クォーツ式と機械式のメリットとデメリットを考えて、上手に生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
「KARITOKE」という高級腕時計のレンタルサービスがありますので一度レンタルをして普段使いをしてみてから購入をするということもできます。
よかったら参考にしてください。