革靴用クリームの種類が多くてどれを選んだらいいかわからない。
それぞれの革靴用クリームの用途が知りたいなぁ
革靴用のクリームって種類が多くて、外国の商品が多くてわかりづらいですよね。
今回は、用途に応じて革靴用クリームの種類は以下の4種類を説明していきます。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
- デリケートクリーム
- ハイシャインワックス
Contents
靴クリームが必要な理由は保湿と艶
靴クリームが必要な理由は、主に以下の二つです。
- 革に水分と油分と栄養を与えること
- 靴に艶を与えること
革は何もしないと乾燥が進んでいってしまいます。
そこで革靴用のクリームを革に塗ることで、水分を補給し、油分で水分の蒸発を防ぐことが可能になります。蝋は、革に艶や光沢を出して全体を蝋で包むことで水分や汚れがつくのを防ぐ効果があります。
その結果、潤いを保ち乾燥を防ぐことができます。
革の水分や油分が枯渇してしまうと、革表面にシワができたり、ひび割れが起きてしまったり、油分が抜け切っている状態の革に新しい乳化性・油性クリームを塗ると、油分を多く吸収してしまいシミの原因になったりします。
そのためクリームを塗ってあげることは、革のトラブルを防ぐために大変重要なんです。
革にダメージを与えてしまう前に適度にクリームを塗ってあげて、適切に水分と油分を補給させてあげたいですね。
乳化性クリームとは水と油分と蝋の混合物で出来ている
乳化性クリームの主な成分は水、油分、蝋です。
これらが混ざり合って乳化性クリームができていています。
乳化性クリームを使うタイミングは、「リムーバーなどで革靴の汚れを落とした後」に使います。
水分が入っているため、クリームの伸びが滑らかでムラになりにくいです。
革靴のケアには、これがないと始まらないと言っても過言ではありませんね。
乳化性クリームの色の選び方は靴に合わせるか透明を選ぶ
乳化性クリームの色の選び方は2つです。
- ケアしたい靴の色、もしくはやや薄い色
- 透明
この選び方で選ぶと失敗しないです。
革靴の色に問題なく馴染んでくれます。
艶と光沢はある程度出ますが、少々物足りない印象ですね。
シューケアを始めたばかりの初心者の方や、特にこだわる必要がない方は、乳化性クリームを選べば間違いありません!
油性クリームとは油分と蝋の混合物で出来ている
油性クリームの主な成分は油分と蝋です。
水分はほとんど入っていないので、クリーム伸びは乳化性に比べると良いわけではないのでムラになりやすいです。そのためブラッシングで仕上げることがオススメです。
油性クリームは、水分が入っていないので艶や光沢が引き立つ仕上がりになります。
逆に艶を抑えたいときは使用しない方がいいですね。
水分を抑えて素早く艶や光沢を出したいという方に向いています。
自分で水分の量を調節したいという方にオススメです。
革の乾燥が目立つときは、デリケートクリームと併用するのがいいです。
油分が革に多く浸透し、シミの原因になります。
油性クリームの色の選び方
油性クリームの色の選び方は2つです。
- ケアしたい靴の色、もしくはやや薄い色
- 透明
乳化性クリームと同じですね、問題なく革に馴染んでくれます。
艶を抑えたいときは透明の色の油性クリーム、艶や光沢をたくさん出したいときは同系色のクリームを選ぶなどをすると、より個性が出て面白いと思います。
デリケートクリームとは水分が多くて油分が少ないクリーム
デリケートクリームは水分量が多く油分は少ないクリームです。
油分を多く必要としないヌメ革やシープスキンにおすすめです。
デリケートクリームにはシミや色落ちの原因となる有機溶剤(ワックス)は含まれていないので、革へのダメージも少なくなっているのでどの製品に使用しても大丈夫なので安心です。
デリケートクリームの用途は?|乾燥が進んでしまった革に使用する
乾燥してしまった革をケアする前に塗る
時間が経って革の表面が乾いてしまっている場合に、乳化性・油性のクリームを塗ってしまうと多くの油分が革に吸収されてしまって、シミの原因となってしまいます。
クリームを塗る前に、まずデリケートクリームを塗って油分を吸い込みすぎない状態をつくります。
その後に乳化性・油性のクリームを塗ると油分が吸収しすぎないのでシミを防ぐことができます。
艶や光沢を出したくない革に使用する
デリケートクリームは、油分と蝋が入っていないため、艶や光沢は出ないです。
そのため、艶や光沢を出したくない場合や、革そのものの色や経年変化・エイジングを楽しみつつケアをしたいという時に大変便利なアイテムです。
おすすめのクリーム
ハイシャインワックスとは革靴に光沢を持たせること
ハイシャインワックスは、鏡のような光沢を出す鏡面磨きを行ったり、ワックスを塗ることで乳化性クリームの蒸発を防いだり、雨や水分などから革を保護する目的で使用します。
鏡面磨きと呼ばれたり、ハイシャインと呼ばれています。
鏡面磨きをするときは、つま先と、かかとの部分に光沢を持たせると上品な仕上がりになると言われています。
全体を鏡面磨きをするということはしません。
ただし、光沢の境目を目立たなくするように山羊ブラシでぼかしたりします。
必ずワックスしないといけないわけではないですが、挑戦してみるとすごく美しくなるので試してみる価値は大いにあると思います。
色付きの方が光沢感は強く、透明のワックスはより自然な光沢に近いです。
お好みで合わせてワックスをかけるといいと思います。
おすすめのクリームを紹介します
乳化性クリーム SAPIHR ビーズワックス ファインクリーム
SAPHIR ビーズワックスファインクリームは乳化性のクリームで、天然素材にこだわり抜いて作られています。
ビーズワックス(蜜蝋)は栄養を与え、カルナバワックスは光沢を出してくれます。
アーモンドオイルは柔軟性革に与えてくれます。
いずれも天然成分で、革にダメージが非常に少ないです。
商品名 | SAPHIR ビーズワックス ファインクリーム |
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ブランド名 | SAPHIR サフィール |
原産国 | フランス |
カラーバリエーション | 約80色 |
SAPHIR ビーズワックスファインクリームのレビュー
星5
エクストラファインクリームと悩んだ末、浸透性の少ないファインクリームの方が汎用性が高いと感じこちらの商品にしました。
使用感は他社の製品と比べるとシットリとした光沢があり、靴本来の色に深みが増す感じです。
また、クリームは非常にソフトで伸びも良く満足いく商品でした。 Rakuten
星5
とても良い商品を見つける事ができました。今後無くなったらずっとこの商品を購入しようと思います。 Rakuten
油性クリーム SAPHIR Noirクレム1925
SAPHIR Noir クレム1925は油性クリームで油分は植物性脂肪で、シアバターと呼ばれる西アフリカから中央アフリカ原産のシアバターノキの種子から採取されます。
このシアバターが特別で乾性油の効果として長く保湿効果を維持することができます。
またワックスよりも油分の方が多いのでペースト状となっていて、油性クリームなのに保湿性が高いという特徴があります。
個人的には乳化性クリームと同様に使っていいと思います。
一度使用してみることをオススメします。
商品名 | SAPHIR Noir クレム1925 |
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ブランド名 | SAPHIR Noir サフィールノワール |
原産国 | フランス |
カラーバリエーション | 20色 |
SAPHIR Noir クレム1925のレビュー
星5
素晴らしい輝き
色付きの靴クリームを初めて使用しました。
ペネトレイトブラシで塗布し、豚毛ブラシで磨いただけで
素晴らしい輝きが出ました。
今回は黒でしたが、他の色も購入決定です。 Rakuten
星5
靴クリームはこれ一択
今までは靴メーカー純正のクリームを使ったりしていましたが、クレム1925を使いだしてからはこれ一択です。私は指で塗り込む派ですが、靴に染み込んでいく感じがなんとも言えません。豚毛ブラシで革に浸透させた後ネル生地で磨くと輝きが違います。
これからもずっとお世話になると思います。 Rakuten
デリケートクリーム M.MOWBRAY デリケートクリーム
M.MOWBRAY デリケートクリームは水分量が多くとろっとした印象のクリームです。
少量で優しく浸透していき、ベタつきも少なくて初心者にも安心して使用できるクリームです。
また、革靴以外の製品にも使用できるクリームになっています。
商品名 | M.MOWBRAY デリケートクリーム |
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ブランド名 | M.MOWBRAY エム.モゥブレィ |
原産国 | ここに説明文を入力してください。 |
カラーバリエーション | 透明 |
M.MOWBRAY デリケートクリームのレビュー
星5
どんな革製品にも使えるクリームです。
基本中の基本のクリームでありつつ、これさえ使っておけば問題無いといった感じです。
Rakuten
星4
サラサラのジェルクリーム
使いやすいサラサラのジェルクリーム、匂いもなく良く伸びます、私は持っている靴はみんなこれでケアしています、靴屋さんに勧められて使い始めましたが、もうずっとこれです Rakuten
ハイシャインワックス SAPHIR Noir ビーズワックスポリッシュ
SAPHIR Noir ビーズワックスポリッシュはハイシャインワックスです。
高級カルナバワックスとビーズワックス(蜜蝋)が使われており、天然素材にこだわり抜いて作られた商品です。
有機溶剤が入っていないので、革のダメージが少ないことが特徴です。
実際に使用してみると、ワックスの上に指を置いた瞬間に体温で溶け出し始めるのでその感覚がたまらなくです、使用感もとても良いです。
このワックスとネル生地のクロスと水で磨いてあげれば誰でもキレイに鏡面磨きをすることは十分可能だと思います。
商品名 | SAPHIR Noir ビーズワックスポリッシュ |
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ブランド名 | SAPHIR Noir サフィールノワール |
原産国 | フランス |
カラーバリエーション | 9色 |
SAPHIR Noir ビーズワックスポリッシュのレビュー
星5
満足しています靴磨きワックスはこれと決めています。
お店の対応もよく大変満足しています。 Rakuten
星5
初めてのハイシャインサフィールを長年使っていたものの、クリームの輝きで満足していました。
しかし、ハイシャインという磨き方があるのを知り、早速購入しました。
ブラックはサフィールのクリームでも十分な輝きが出ますが、
ワックスで入念に磨き上げると、水の膜が張ったような透明感がでました。
高級車の展示に使われるワックスと同じ成分のカルナバが入ってるので納得です。
Rakuten
終わりに
いかがだったでしょうか。
革靴用のクリームは製品一つを取っても効果が変わってくるので、自分の好きな組み合わせを探すことも楽しみになるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。